シニアになって気を付ける事
2017/06/01 in DOG DIAMOND
動物医療の発展や飼い主さんの意識の変化によって
犬の寿命は近年確実に伸びてきています
そんな中よく質問されるのが
『うちの子シニアですか?』
『シニアフードに切り替えた方がいいですか?』
お答えする場合に多い回答は
『いやいやまだシニアではないでしょう・・・』
ドッグフードのパッケージを見るとメーカーによっては
7歳くらいからシニアフードに切り替えましょうと書いてある
だから飼い主さんが疑問に思う
厳密に言うと
その子の運動量や筋肉量などから予想する代謝や
与えるフードのメーカーが謳っているシニアの定義を
擦り合わせる事が必要になりますが
そんな厳密な話ではなく
多くの場合が・・・めっちゃ元気だから・・・(笑)
でも厳密な部分でも把握しておく必要はあって
それは血液検査の数値
人間だってシニアになるといわゆる『素食』になりますよね
お肉よりお魚、野菜・・・と
それは体が欲しているからであって
もちろんたんぱく質を摂取する事は大切ですが
体が求める感覚も大切です
犬の場合は食事を自分で選べないですから
そこは飼い主様が適切なものを選択するしかありません
まだまだ元気なシニア世代さしかかりのプードルちゃんが食べているもの↓
ミールとノンミールが混ざって原材料表示してあるので正確な数値ではないですが
8割位はタンパク源だと思います
アミノ酸スコア値の高い良質なタンパク質を摂取する事は
内臓が疲弊してくるシニアにとって凄く重要な事ですが
合わせて重要な事は『適量』である事
我が子にとって合う合わないを見極める事は重要ですが
この会社のシニアフードにあう子は現実的には少ないんじゃないかなと思います
それは現代における日本での犬の飼い方と照らし合わせてそう思います
給餌量を制限するのとも違います
あくまで適量(満腹感)食べてビタミン・ミネラル・脂肪を適量摂ってという話ですから
この高蛋白・高脂肪が合う合わないという話です