シニアフードへの切り替え
2016/06/21 in DOG DIAMOND
いつからシニアフードへ切り替えたらいいですか?
時々質問を受けます
そもそもシニアフードって必要なの?という話から入ります
オールステージ対応と謳っているフードも少なくないですから・・
結論としては、シニアフードという考えはあってしかるべきですが
個々の運動量・筋肉量・内臓の強さ・・・等々
なおかつ与えようとしているフードのシニアへの考えも加味しなければならないので
一概に何歳からとは言えないです
余談ですがオールステージ対応を前面に出していると商業的だと思います
子犬には仔犬の、青年期には青年期の、高齢期には高齢期の
適切な栄養価と言うものがある事は、分かりきった事
旧ブログでかなり辛く書いたカナガン
『シニアフード』でネット検索すると、リスニング蘭に出てきますが
オールステージ対応を謳っていて(汗)
サイト内では買収された獣医師が、『各年代のフードなんて必要ない!』的な事を書いています
ただ本国のサイトを見ると、細分化されたフードがラインナップされてあって
もちろんシニアフードも作られています
いろいろラインナップ(を輸入)するのはリスクが多く、儲けられないという
実に商業的な判断です
余談でした
では何歳から?
の前にシニアフードはどのように内容が変わるのでしょうか
当店に常時おいてあるフードのうちシニア設定があるのは
ロータスとアーテミスフレッシュミックス
共に緑イ貝やコンドロイチンなど軟骨形成成分の含有率が上がっている他
ロータスシニア↓
成犬用に比べ粗タンパク量と脂質ともにかなり減らしています
アーテミス ↓
粗タンパク、脂質共に成犬用に比べ減らしていますが、大幅ではないです
つまりシニア用と言っても、商品によってコンセプトも違うので
開始年齢、銘柄共によく精査する必要があります
個人的には、お散歩に元気よく出ているのであれば
シニアフードを選ぶ必要はないと思っています
良質なタンパクは身体を維持する為に必要です
またまた余談ですが
先日躾の相談に来てくれた子がガリガリで
このフードを食べさせているらしいですが
よく見ると、トッピングありきのドライフードで単体ではタンパク18%
18%というとAAFCOの成犬基準の下限値です
身体が壊れかけていました・・・